天禄星
- 中年
- ライオン
- 現実力:11
- 精神力:1
- 冷静
- 堅実
- 補佐
天禄星の世界は、怒りの感情をエネルギーに突っ走った青年期を経て、家庭を持ち、人の子の親になり、自分を育ててくれた親を背負う壮年期です。様々な重荷や責任を背負うこの時代は、何をするにも安全第一の発想が軸になります。過去にいろんな経験をしてきて、バランスの取れた人格が形成されている時代です。そのため、「用心深さ」「堅実」「安定」がキーワードになります。
天禄星は、現実社会を生き抜くために、日々自分の役割を全うします。守るべきものが増えた今、理想を追いかけ、幻想を抱いている暇はありません。精神と肉体のバランスはいいですが、どちらかと言うと、精神的なことよりも現実的なことを重視する傾向があります。天禄星は、衣食住が安定的に供給される環境を維持しようとします。そのため、物事に対して保守的な面が目立つかもしれません。人からは「もっと冒険するべきじゃ?」と思われたりしますが、天禄星なりに現実問題を見据えた上での行動なので、人から挑発されても揺るがないでしょう。
天禄星は、的確な洞察力と冷静な観察力を持ち合わせており、バランス感覚に優れているので、物事の偏りや綻びを見つけるのが上手です。バランスを大事にする天禄星の人生は、用心深く、慎重になる傾向があり、あまり変化がないものかもしれません。安定感という意味では、十二大十星の中でも一番と言えるのではないでしょうか。
責任感が強い天禄星は、誠実で堅実、実直さがあり、誰からも信頼される時代になります。経験に裏打ちされた落ち着きがあり、物静かながら威厳のある発言でみんなをまとめあげます。抜群の安定感を発揮する時代なので、仕事と家庭の両立が叶うでしょう。天禄星は、組織のトップを目指すよりも、補佐役として手腕を発揮しやすい時代です。
天禄星の開運アクション
天禄星は壮年期と言われています。何事に対しても慎重に用心深く対応します。中年期特有の落ち着きと威厳を持っており、精神的なブレが生じにくい時代です。この安全第一主義が、時に「事なかれ主義」に見られたり、小心者のように思われるかもしれません。しかし、責任感は人一倍強いため、自分の保身のために用心深くなっているわけではなく、守るべきもののためにそうなっているだけです。
そんな天禄星にとって大切なことは「無茶や冒険をしたり、無謀な夢を追わないこと」です。人より実力も経験もある天禄星は、欲が出て「もっと上に行きたい」や「もっと出世したい」と考えるようになるかもしれません。しかし、天禄星の良さは「安定」「堅実」「バランスを保つこと」です。組織のトップを目指すよりも、トップを支える補佐役としての方が、実力を発揮できます。誰かに「支えられる」よりも「支える側」になる方が、天禄星には合っています。