占い依存症とは、その名の通り、占いに依存してしまっていることを言います。占いをしないと大事な決断ができない、占いをしないと不安・・・など、何かにつけて占いの結果に振り回されてしまう人は危険です。占い依存症になって人生を棒に振るという話はよく耳にしますよね。特に女性が占いにハマってなかなか抜け出せないことはよくあります。
ちなみに、依存症には大きく分けて二つあり、「物質依存」と「プロセス依存」があります。物質既存については皆さんもイメージしやすいかと思いますが、タバコやアルコール、薬物依存など、精神的な依存を誘発する物質のことを指します。一方、「プロセス依存」は、物質ではなく特定の行為や行動に熱中して抜け出せないことを言いますが、占い依存はズバリ「プロセス依存」に当てはまります。どちらの依存も共通して言えることはなかなか抜け出せず、むしろ依存から抜け出すことに不安や恐怖さえ感じてしまい、やめられないことです。
今回は、そんな占い依存症で悩んでいる人のために占い依存症について記事をまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。
まずはあなたの占い依存症度チェック
占い依存症と、占い愛好家の違いってどう判断すればいいの?と思っている人のために、占い依存症チェックリストを作成しました!まずはあなたの占い依存症度をチェックしてみましょう!
占い依存症チェックリスト
- 占いで使う金額がかさんで借金をしてしまう
- 占いをするようになってから、身近な人との距離が広がり、孤立しがちになった
- 占い師の言うことは聞けても、周囲の人の意見は素直に聞き入れられない
- ふとした瞬間に占いのことを思い出してしまう
- 自分に都合の悪い結果を聞くと気分が悪くなり、違う占い師に占い直してもらう
占い愛好家チェックリスト
- 特定の占い師に執着せず、鑑定してもらう回数も年に1〜2回程度
- 占いを精神カウンセリングだと割り切っていて当たる当たらないをあまり気にしない
- 不倫や浮気など友達や家族に言えない悩みだけを吐き出す場として利用する
- 占いの結果が絶対だと思っておらず自分の芯がしっかりしている
- 占い自体に興味があって、占ってもらうこと自体にワクワクしている
皆さんはどちらに当てはまりましたか?チェックリストでもよく分からない人は「占いをするようになって人生が全体的に好転しているか、陰転しているか」を振り返って見るといいかもしれません。依存症の場合は、占いをする習慣によって、仕事や恋愛・金銭的な面など、日常生活に支障をきたしている可能性があります。
占い依存症のきっかけはショックな出来事や長期的なストレスが原因
占いをしてもらおうと思う時は、何かしらの悩みを抱えているものです。私は自分のことを「占い愛好家」や「占いマニア」だと思っていますが、過去には占い依存に近い状態だった時期もありました。
その時の経験を振り返ってみると、やはり
- 想定外のショッキングな出来事により先行き不安に陥ってしまった時
- 長期的なストレスに晒されていて、そのストレスから自分を解放させるためにどうすればいいのかパニックを起こしている時(あるいはお先真っ暗な状況に意気消沈している時)
だったと思います。具体的には失恋をしてしまって「本当に運命の人はこの先現れるのかしら?」や、仕事で終わりのない雑務に追われて「これから先、私は一生つまらない人生を送ってしまうのか?」などなど・・・。現状に失望して、「もっと明るい未来が待っていると信じたい」「この辛い時期は今だけだと確信を持ちたい」と希望を見出したい時に、占いをして未来をのぞきたい!と考えることが多かったように思います。
占い依存症の予防策は「目の前のことにフォーカス」する
占い依存症にならないための予防策として有効なのは、まだ起きていない未来の心配をするのではなく目の前のやるべきことに没頭・集中しまくると言うことです。そして、目の前の状況が辛く受け入れ難くても、光の見えないトンネルの中にいるような感覚だとしても「その状態が一生続くなんてことは絶対にあり得ない!」「一時的なことだ!」と信じましょう。生きている限り、状況は常に変化し続けているものだと、仏教の本にもよく書いてありますよね。良いことも悪いことも永遠に続くなんてことは不可能なんです。
私も定期的に辛い時期はやってきますが、そんな時は、目の前の辛い状況を乗り切るためにどうすれば良いのか、そのことにフォーカスしまくります。私はせっかちなので、辛い状況に対して悲観したり、落ち込んでいる時間がもったいない!早く抜け出したい!と思ってしまいます。具体的には、ストレスで疲弊している時は良いアイディアが思い浮かばないので、本を読みまくることが多いです。考えすぎたり、情報を詰め込みすぎて脳内がカオスになっているなと感じた時は、頭を空っぽにして体を動かすようにしています。スポーツなんかは、体をどう使いこなすかに集中するので、自分の呼吸や体と向き合える良い時間にもなります。単なるスポーツでも、真剣にやれば瞑想に近い感覚になれると思っています♪
「今」のストレスを最小限に抑えるために何をすれば良いのかに没頭することで、占い依存症にならずにすみますし、現実的な方法で目の前の辛い状況を乗り越えることができると思います。私も今はその方法で占い依存にならないよう予防線をはっています。
占い依存症になったとしても大丈夫!抜け出すコツは「気づくこと」と「許す心」
どんなに人間ができた人でも、能力が高い人でも、普段メンタルが強いと思っている人でも、落ち込む時は必ずあります。最近「なんでこんな人が自殺を!?」と思うような衝撃的なニュースがありました。。。人の悩みの程度は人ぞれぞれ、絶対に悩みがない人なんていません。
それはどう言うことかと言うと、誰だって占い依存症になる可能性はあるってことです。私も普段はメンタルが強いことを周囲にアピールしていますが、落ち込む時はめちゃくちゃ落ち込みますし、実は、気になることが会ったら夜眠れなくなるなんてこともよくあるんです・・・。(これってメンタル強いと言えない!?笑)
普段明るくしている人ほど、心の闇が深かったりもしますし「自分は大丈夫」なんてことはありません。
占い依存症になってしまったら、まずはその事実に気づくことが重要です。気づけないと「抜け出そう」なんて発想も生まれません。でも、「気づく」と言うことは、占い依存症になってしまった自分の弱さを受け入れることにもなりますので、意外とハードルが高かったりします。誰だって、弱い自分を受け入れるのには勇気がいりますし、できれば目を背けたいものです。
でも、気づくことができたら、その瞬間から既に50%は解決の道を歩んでいると考えて良いです!気付いたことで、潜在意識にインプットされ、改善する方向へ意識が向くように自然となっていくからです。人間は、根本的には善人であり、また魂の成長を一番の課題として生まれてきています。なので、魂が成長する方向へと無意識が導いてくれるものなのです。人それぞれ、改善へと向かうまでにかかる時間の長さは違いますが、そのことを知っているだけで、心が楽になりますよね?この記事を読んでいるあなたがもし占い依存症だと自覚しているなら、あと50%で抜け出せますよ。
残りの50%は、どうやって占い依存症から抜け出せるのか?
それは、弱い自分の心を許してあげること。そして占い依存症である自分と上手に付き合っていく覚悟を決めることです。抜け出すための方法なのに、抜け出そうとしないの?と思う方も多いと思いますが、依存症って、抜け出したいと強く思えば思うほど、依存症の事実を波動として受け取り、自分の潜在意識にすり込んでしまうものなんです。抜け出そうと必死になればなるほど「抜け出せない自分を強く念じている」と言うことになるんです。
占い依存症から抜け出す具体的な方法は「深呼吸」と「セルフカウンセリング」
「気づく」とか「許す」は精神的なもので、もっと現実的で具体的な方法も知りたい!と思っているあなたには、「深呼吸」と「セルフカウンセリング」をお勧めします。
「占いをしたい」と言う気持ちに駆られたら、まず深呼吸をしてみてください。自分の呼吸に意識を向けて、次に、自分が感じている気持ちを感じ切ってみてください。ネガティブな感情を無理やりポジティブに変換する必要はなく、ありのままの感情を感じきることが大事です。そうすることで、心が開いてセルフカウンセリングしやすい状態に持っていくことができます。
そして、なぜ占いをしたいと感じているのか?自分に優しい気持ちで問いかけてみると、根本的な原因が見えてくるはずです。もう一人の自分が占いをしたいと思っている自分にカウンセリングをするイメージですかね。
そんな風に、自分で自分に優しくしてあげて、癒してあげてください。占い依存症にハマる人は、自分をしっかり愛せておらず、外側にばかり愛を求めてしまう傾向もあります。自分を愛せていないから、自分を信じることができず、セルフカウンセリングできるだけの素晴らしい力があることに気づけていないのです。
誰にでも悩みや弱い部分があるように、誰にでも強いもう一人の自分が絶対に存在します。その強い自分を引き出して、自己完結できる術を手に入れることができれば、必要以上に占いに頼ろうとする気持ちがなくなるでしょう。
占いにかかっていた費用は、もっと自分がワクワクできるようなことに使いましょう!そうすることで、人生は良い循環で巡って行きますよ。
占い依存(占いジプシー)から抜け出す方法【まとめ】
いかがでしたか?占い依存症は人ごとではなく、誰にでも起こりうる症状です。自分を過信せずに、もし生活に支障が出るほど占いにハマってしまっているな・・・と感じたら、勇気を出して認めることから始めましょう。そして、自分を愛してあげてください。自分を愛して、許して、優しくすることができれば同じように人に対しても愛して、許して、優しくすることができます。それができるだけで、悩みは解決するかもしれませんね。